キャンパスの四季

『キャンパスの四季』を発刊するにあたって

理学部 松本正勝 名誉教授

神奈川大学・湘南ひらつかキャンパス(SHC: Shonan Hiratsuka Campus:右写真)の立地する平塚市土屋地区はかって神奈川県下でも有数のバード・ウオッチングのメッカで自然に恵まれた地域です。
この豊かな自然を壊さないように周辺の丘陵、谷戸、そして湿地をなるべく残すようにしてSHC が建設されました。
それから四半世紀が過ぎ、建設時にやむをえず手を加えられた丘陵の斜面なども今ではすっかり周りの自然と同化しています。

キャンパスを取り囲む雑木林や湿地には多様な草木、昆虫、野鳥や小動物が息づいています。
なかには近隣でもあまり目にしない動植物も見られます。
2013 年にはビオトープでの四季の移り変わりを観てきました。
ビオトープはSHCの何百分の一の広さしか無いのですが、そこでは生き物たちのちからを凝縮したかたちで観察することができました。

この春からはビオトープよりまず一歩踏み出しキャンパスと
その周りに息づく生き物たちの姿を観ていきましょう。

『キャンパスの四季』のご案内