ハイテク・リサーチ・センター
神奈川大学理学部は2012年度から、数理・物理学科、情報科学科、化学科、生物科学科と総合理学プログラムの4学科1プログラムの体制となりました。
このように、数学、物理、情報科学、化学、生物といった理学の基礎分野を総合的にカバーしているのが大きな特徴です。
また、各学科が孤立しているのではなく、全体として一つになっている一体感が本学理学部の他大学にはない特徴といえます。総合理学プログラムは、その制度としての結実と言えるでしょう。多分野にまたがって総合的に科学の基礎を学んだ後で、3年次から学科を選択します。 研究のレベルの高さも自慢です。ハイテクリサーチセンターに代表される研究施設の充実ぶりは、理学部の研究が高い評価を受けていることの証明です。

研究メンバー
研究代表者 |
川本 達也(かわもと たつや)
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主な研究者 | 理学部教員5名、工学部教員4名、学外研究者4名 |
研究支援メンバー | 理学部教員7名 |
その他 | 研究支援スタッフ多数 |
研究内容
私たちは、太陽光とグリーン/ライフイノベーションをキーワードとして、太陽光を活用した有用物質生産のための変換システムの構築と生物資源に基づく太陽光活用の基盤技術の開発によりグリーン/ライフイノベーションの推進に資するため日夜努力しています。
「太陽光を活用したエネルギー変換システムの創製」と「太陽光の利用を基盤とする潜在的生物資源の活用」の2つの研究テーマと向き合い、レベルの高い専攻横断型の研究を推進することで、学生諸君や若手研究者を鍛えながら、その研究成果の社会への還元を目標としています。
研究テーマ1 太陽光を活用したエネルギー変換システムの創製 |
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研究テーマ2 太陽光の利用を基盤とする潜在的生物資源の活用 |
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総合理学研究所
総合理学研究所は、数理科学、物質・エネルギー科学、そして生命科学の3分野を総合的にとらえ、「知識情報」として体系化するという目的で開設されました。科学技術の3分野でそれぞれの研究を進めるとともに、これらの科学技術全体にわたる諸問題の共同研究、セミナー、シンポジウムなどを行っています。
また、研究所内に理学部産官学連携推進委員会を置き、理学部が産業界等の外部組織と接触する際の受け皿の役割を果たしています。

神奈川大学プロジェクト研究所
光合成水素生産研究所
研究目的と概要
石油などの化石燃料の利用は、温室効果、大気汚染、酸性雨などの深刻な環境問題の原因となっています。そのため近年、化石燃料に取って代わる再生可能でクリーンなエネルギー源として、光合成微生物が注目されています。すでに当研究所では、光合成微生物であるシアノバクテリアを遺伝子工学的に改良し、水素発生効率を世界最高水準に高めることに成功しました。今後、この研究成果をもとにして、光合成を利用した実用的なエネルギー源の技術開発を目指します。

研究メンバー
研究代表者 |
井上 和仁(いのうえ かずひと)
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研究者 |
鈴木 祥弘(すずき よしひろ)
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プロジェクト研究員 | 櫻井 英博(さくらい ひでひろ:早稲田大学名誉教授) 永島 賢治(ながしま けんじ)前 JSTさきがけ研究員 増川 一(ますかわ はじめ) |
天然医薬リード探索研究所(Research Institute of Natural Drug-Leads)
研究目的と概要
海洋生物クロイソカイメンから私たちが単離したハリコンドリンBを基盤として開発されたハラヴェンが、乳癌の治療薬として上市されました。この事からも明らかなように、天然由来生理活性物質の医薬品リードとしての価値が注目を集めており、医薬資源として天然物をモチーフとした創薬研究が活発に行われております。これと同時に、天然有機化合物の生産メカニズムを解明して新しい研究の地平を拓くことは、生理活性物質研究に課せられた使命であると私たちは考えます。本研究所では、天然有機化合物の基礎から応用へと至る化学的・生物学的研究を推進すると同時に、ポストゲノム的手法を用いた新規生理活性物質の探索と生産に関する研究を展開し、医薬品リードへと発展させる次世代型研究を行っています。

研究メンバー
研究代表者 |
上村 大輔・神奈川大学特別招聘教授(教授)
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研究者 |
渡邊 信子・神奈川大学理学部助教
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プロジェクト研究員 | 内藤 隆之 阿部 孝宏 山田 薫 渡部 多恵子 大村 幸和 |
プログラミング科学研究所 (Research Institute of Science of Programming)
研究目的と概要
高度情報化社会では、膨大な情報記述の中の些細な間違いが、飛行機事故やプラント事故をはじめとする重大な結果を招きます。本研究所では、計算機のハードウェアやソフトウェアのみならず、それらを使うオペレータを含む広義の情報処理システムを記述した文書に関する、数理科学的研究を行います。計算機プログラムや大規模なシステムの安全・安心を議論するアシュランスケース、規格文書、法律などを研究対象として、これらのどう記述し、整合性を保つのかを、算譜意味論(プログラムの数理モデル)、算譜検証論(プログラムの正しさの検証、妥当性確認)などのアプローチから研究します。
研究メンバー
研究代表者 |
木下 佳樹
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研究員 | 永松 礼夫 松田 直祐 中原 早生 武山 誠 奥野 康二 木下 修司 |
光機能性材料研究所
研究目的と概要
現在準備中です。
研究メンバー
研究代表者 |
山口 和夫
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研究者 | - |
プロジェクト研究員 | - |