教職課程について

中学校・高等学校の先生をめざすためのカリキュラム

理学部では、中学校(一種)、高等学校(一種)の教員免許状を取得できます。教科は学科設立の趣旨に沿って、決められています。近年、理科や数学の教員採用数は増加していますが、受験者も多いため、新卒で正規教員に採用されることを目標にするなら、2年次からの地道な準備が必要です。
よほどの決意と努力がなければ「教員になる」という夢は実現しません。教職課程では、授業と教員採用試験受験サポート体制の両面から、教職を志望する学生を応援しています。

科目例:教育原論/教育心理学/道徳教育論/教科教育法/教育実習など
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学科・プログラム 取得できる免許状の種類・教科
中学校(一種) 高等学校(一種)
数理・物理学科 数学、理科 数学、理科
情報科学科 数学 数学、情報
化学科 理科 理科
生物科学科 理科 理科
総合理学プログラム※1 数学、理科※1 数学、理科、情報※1

※1:3年次より分属する学科により異なります。

教職課程の4年間

年次 主なスケジュール 年次ごとの特徴
1年次 4月 教職課程仮登録 教職課程の概要を知ると同時に自分の適性を考える年です。
2年次 4月 教職課程本登録 本登録により、教職課程科目の履修が本格的になる年です。
3月 教育実習内諾依頼学校訪問 教育実習を依頼したい学校を訪問して、実習受け入れ時期や条件を伺います。
3年次 教育実習内諾依頼活動を通して、教育実習に対する意識を高める年です。
4月 教育実習内諾依頼許可者発表 2年次修了までに内諾依頼の条件を満たした者が、内諾依頼の書類提出を許可されます。
4月~5月 教育実習内諾依頼 内諾依頼文書を、教育実習依頼校に持参します。
4月~ 介護等体験 中学校教員免許取得希望者は介護等体験を実施します。
4年次 今まで学んできた成果を発揮する年です。
4月 教育実習許可者発表 3年次修了までに教育実習に出るための条件を満たした者が、
教育実習に出ることを許可されます。
4月~ 教育実習 中学校免許は3週間、高等学校免許は2週間の教育実習を行います。
7月 公立学校教員採用試験(1次) 各都道府県、政令指定都市ごとに教員採用試験が実施されます。
8月~9月 公立学校教員採用試験(2次)
3月 教員免許状交付 教員免許取得の条件を全て満たした者に、卒業式で教員免許状が交付されます。

教員紹介

教職課程専任教員

氏名 職名 専門分野 担当科目
関口 昌秀 教授 青年期教育
中等教育内容
教育心理学、教科教育法Ⅰ・Ⅱ(理科)
教育実習指導Ⅰ・Ⅱ、教育実習Ⅰ・Ⅱ
総合的な学習の時間の指導論
教職実践演習(中学・高校)、介護等体験指導
鈴木 そよ子 教授 教育方法
教育課程
教師教育
教育原論、教育課程論
教育実習指導Ⅰ・Ⅱ、教育実習Ⅰ・Ⅱ
教職実践演習(中学・高校)
望月 耕太 助教 教育学 教育方法論
教育実習指導Ⅰ

非常勤講師

氏 名 担当科目
澤里 翼 教育と社会
石井 悦夫 教職論
倉本 憲一 教職論
田坂 宜文 生徒・進路指導論/生徒指導論
宮田 雅己 特別活動論
原 英樹 教育相談概論、教育相談演習、特別支援教育論
田中 奈津子 道徳教育論
氏 名 担当科目
榎本 里志 教科教育法Ⅰ・Ⅱ(数学)
岸谷 正彦 教科教育法Ⅰ・Ⅱ(数学)
平田 治夫 教科教育法Ⅲ・Ⅳ(数学)
長島 宏希 教科教育法Ⅲ・Ⅳ(理科)
苗川 博史 教科教育法Ⅲ・Ⅳ(理科)
佐野 和夫 教科教育法Ⅰ・Ⅱ(情報)

教員就職情報 2022年度新規採用

卒業年月(免許取得年月) 学科 勤務地 校種 教科
2022.3(2022.3) 数理・物理学科 愛知県 中学 数学
理学研究科(化学) 神奈川県 中学 理科
2021.3(2021.3) 数理・物理学科 川崎市 中学 理科
卒業年月(免許取得年月) 学科 勤務地 校種 教科
2022.3(2022.3) 数理・物理学科 東京都 高校 数学
理学研究科(化学) 東京都 高校 理科(化学)
2020.3(2022.3) 数理・物理学科 神奈川県 高校 数学
卒業年月(免許取得年月) 学科 勤務地 校種 教科
2022.3(2022.3) 理学研究科(生物) 東京都 不明 理科

※本人から資格教育課程支援室に連絡のあったもののみを掲載しています。

教員免許状取得者および教員就職者数 1993年~2022年

卒業年 理学部 合計
数理・物理学科 情報科学科 化学科 生物科学科 A B B/A
取得者数 就職者数 取得者数 就職者数 取得者数 就職者数 取得者数 就職者数 取得者数 就職者数
1993 2 1 6 0 0 0 8 1 13%
1994 2 0 9 1 5 0 16 1 6%
1995 7 4 15 5 10 5 32 14 44%
1996 6 3 13 5 6 2 25 10 40%
1997 6 1 22 8 17 10 45 19 42%
1998 9 4 19 3 19 7 47 14 30%
1999 11 4 17 4 11 4 39 12 31%
2000 8 4 16 10 11 6 35 20 57%
2001 4 2 15 8 7 4 26 14 54%
2002 8 5 14 5 8 1 30 11 37%
2003 8 5 12 4 7 2 27 11 41%
2004 7 4 9 7 4 1 20 12 60%
2005 22 9 14 7 18 2 54 18 33%
2006 22 5 16 6 20 11 58 22 38%
2007 16 3 21 4 21 5 58 12 21%
2008 9 3 16 8 20 8 45 19 42%
2009 13 9 5 3 5 4 23 16 70%
2010 8 8 11 11 13 8 32 27 84%
2011 10 6 8 6 7 4 25 16 64%
2012 14 10 11 8 4 3 29 21 72%
2013 11 8 6 5 6 6 23 19 83%
2014 15 13 12 3 2 0 29 16 55%
2015 13 10 7 3 5 0 25 13 52%
2016 13 3 1 1 7 6 1 4 22 14 64%
2017 13 8 4 2 7 5 10 6 34 21 62%
2018 7 5 2 2 2 1 3 1 14 9 64%
2019 1 1 0 0 6 2 5 2 12 5 42%
2020 5 3 4 4 4 2 2 1 15 10 67%
2021 13 10 1 0 8 2 5 3 27 15 56%
2022 4 3 0 0 2 0 1 0 7 3 43%
合計 56 33 243 130 330 142 253 110 882 415 47%
% 59% 53% 43% 43% 47%
  • ※小・中・高等学校の正規教員、臨時的任用職員、非常勤講師の合計を表記しています。
  • ※本人から資格教育課程支援室に連絡のあったもののみを掲載しています。

履修上の注意

1.教職課程の仮登録(1年次)、本登録(2年次)をする

教員免許状を取得するための教職課程では、学部の授業とは異なる授業も履修することになるので、必ず登録の手続きをして下さい。

2.説明会に欠席すると次のステップに進めない

年次ごとの説明会があります。掲示で案内しますので、必ず出席して下さい。無届で欠席するとその後の手続きができません。教育実習を考えて、厳格に対応しています。

3.教育実習に出るまでのいくつもの条件をクリアーする

教職課程では、「教科教育法Ⅰ」を履修する条件、教育実習内諾依頼の条件、介護等体験依頼の条件、教育実習実施の条件を設定しています。