問題

本演習では， 上記の情報システムの一部となる空港間の到達可能性を， 計算機上でビジュアルに確認できるツールを作成してもらう．

設計仕様

必要とされる機能は以下のとおりである．

1. 空港接続情報を編集する機能．
   • 「空港接続情報」とは上記の画面例の内部フレームで表現されているような 情報のことである．
   • 上記の例では空港は矩形で，航路は線で表現されている． 他に効果的な表現法があればそれを利用してもよい．
   • 航路を表す線は双方向ではなく，一方通行である． 上記の例では，矩形の右下から線が出ている場合， 該当する空港が出発地であり，左上から出ている場合， 該当する空港が到着地を表すことにしている． 方向性を表現する方法は他の方法でもよい．
   • 空港や航路の追加削除，空港の名称の変更等が簡易にできること．
2. 複数の空港接続情報を同時にツールに表示する機能．
   それぞれのフレームが扱う空港は異なっていても良い．
3. ある空港から到達可能な空港を表示する機能．
   例えば，メニューを利用してある空港を選ぶと， 到達できる空港をあらわす矩形が黄色に変わる等． 無論，他に効果的な見せ方があればそちらにしてよい．
4. 個々の空港接続情報をファイルに保存する機能．
   • 拡張子は適当に決めてよい．
   • 保存形式の説明を， 保存する機能を有するクラスの冒頭に， コメント文として記述せよ．
5. ファイルの保存された空港接続情報をロードして， 新たな空港接続情報を表示するフレームを生成する機能．
6. ツールの終了等，通常，必要とされる機能．
7. 機能とは関係ないが，Java doc準拠のコメント文を十分に記述せよ．

提出法等

• 〆切は11/30/水12/7/水の正午．
• 提出法: OSと同様以下のページから提出 [HTML]
• ファイルは，エクリプス3.1で作成した ex1.zip というアーカイブににまとめること．
• mainメソッドを含むクラス名は Main とせよ． それ以外のクラス名等はJavaの標準的作法に準拠して任意に決めてよい．
• クラスMainのみはデフォルトパッケージに入れよ． 他のクラスは任意にパッケージ分けしてよい．
• Main.java の冒頭にコメント文を書き，以下のことを記述せよ．
  • 学籍番号
  • 氏名
  • 操作方法
  • 終了方法

解答例

[DIR]