問題

• C言語で作成せよ．
• fork(), exec系のシステムコールもしくは関数を必ず利用せよ．
• system(), popen()等の安易？な関数は利用してはいけない．
• 画面制御を行うプログラム(テキストエディタやページャー等)は 呼び出せなくてよい．
• コマンド(実行可能プログラム)に与える引数も指定できるようにせよ．
• bash等の通常のshellとは違い，引数を先に列挙するようにせよ．例えば，

  ls -l /bin 
  

  は，

  /bin -l ls 
  

  と書く．「/bin/ を 長形式(-l)で列挙せよ(ls)．」という 日本人の直感にあう表現でしょ．
• コマンドのサーチするための環境変数(PATH)は， 親プロセスから継承するのではなく， 自作したshellの引数で改めて指定する形にせよ．例えば，

  ./myshell PATH=/usr/bin/:/bin:/home/kaiya/bin
  

  等．上記の例では自作したshellの実行ファイル名をmyshellとしている．
• サンプルプログラム[SRC] 同様，コマンドを繰り返し呼び出せるようにせよ．
• ゾンビを生成してはならない．
• 開発プログラムの終了方法は各自にまかせるが， EOF(UNIX系の端末ではコントロールDの文字を入力)を受信すると 終了するようにするのが一般的．
• サンプルプログラム[SRC] を改良した形で開発してもよい． ゼロから作り直しても無論よい．

呼び出すプログラムの例

• ls (/bin/ls)
• cal (/usr/bin/cal)
• find (/usr/bin/find)

提出法等

• 〆切はトップページ参照．
• 提出方法等について[HTML]
• ファイルは，ex1.zip というアーカイブにまとめること．
• main関数を含むソースコード名は ex1.c とせよ． それ以外のソースは(もしあれば)任意の名前でよい．
• ex1.c の冒頭にコメント文を書き，以下のことを記述せよ．
  • 学籍番号
  • 氏名
  • コンパイルの方法
  • プログラムの起動方法
  • 操作方法
  • 終了方法

解答例

[DIR], ちなみに去年の解答例 [DIR]