授業の概要
- CやJavaなどの高級言語ではなく,
いわゆるマシン語に相当する部分の学習.
-
Z80やx86系のほんとのマシン語ではなく,
いわゆる中間言語をターゲットにする.
理由:
- 仕組みが単純である.
- 計算機動作の仕組みとして比較的新しい概念をふんだんに取り入れている.
- (マシン語レベルの)データ型
- マルチスレッド
- 動的連結・編集
- モバイルコード・セキュリティ
- iアプリなど比較的身近に利用されている.
J2SDKによって,安易に演習できる.
- ターゲットマシンと言語:
- Java Virtual Machine
- Java Byte Code
その名から想像できるように,Javaとともに開発されたものであるが,
言語自体はJavaとは別物.
習得してもらいたい点
JVMという一例にすぎないが,その1例について以下の点を理解すること.
- 高級言語をコンパイルした中身(マシン語)がどうなっているか?
- マシン語は,どうマシンに読み込まれるか?
- マシン語が,マシン内で,どのような解釈され,計算が進むかのか?
- 計算中のマシンはどのような状態を変化させてゆくか?
- 他人の作ったマシン語(プログラム)を実行することの意味と予防.
(セキュリティ)
関連授業
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ソフトウェア実験第2後半Java演習(2年後期):
Javaがわかっていないとこの授業はツラいです,編入な人は是非自習を.
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システムプログラミング(2年前期):
コンパイラの授業ですが,これと結構密接な内容のはずです.
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コンピュータアーキテクチャ(3年前期):
本講義とターゲットは似てますが,
ハードウェア寄りの話です.
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オペレーティングシステム(3年後期):
ハードウェアの抽象化機構としてのOSの基礎となるでしょう.
その他
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