侵入者


研究室で勉強していたら部屋にやたらでかい蜂が侵入してきました。

デカイので羽音がずいぶんな重低音でした。

すぐ真後ろにそいつが飛んで来るまで全然気付かなかったのですが、 気づいてからは、慎重かつ迅速に、 上着をガードに使いつつ、じりじりとドアの外に退避しました。かなりチキンな対応です。

しかし、現代風もやしっ子である僕にはかなり厳しい。

ひたすら蜂が出ていくのを待っていたのですが、 あと少しというところでなかなか出ていってくれない。

だんだん落ち着いてきたので部屋の中に戻って、ヤツが出ていくのを待っていたのですが、 このままでは落ち着いて勉強できないので、九大のT倉先輩にメールしてみたところ


『ヤツが突っ込んできたところを下敷きで払い落とします。所詮は蜂。 来ると分かっていたらどうにでも対処できるのです。』


という戦士の心構えを説かれたのですが、実行に移すことはありませんでした。

しばらくした後、ヤツは僕をビビらすだけビビらせてすーっと出て行きました。

…なんだか今回は自分のショボさを書いただけのような気がします。



E-mail: yozeki(at)kurims.kyoto-u.ac.jp

Research Institute for Mathematical Sciences, Kyoto University, Kyoto 606-8502, JAPAN.