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Title: 入力保存機能に注目したユーザビリティ評価のための画面遷移モデル
Author(s): 早川 弘基, 小形 真平, 海谷 治彦, 海尻 賢二.
Source: 電子情報通信学会技術研究報告, Vol. 113, No. 71, pp. 31-36, May 2013. ISSN 0913-5685, 知能ソフトウェア工学 KBSE 2013-6, KBSE 5/30-31, 2013, 慶応義塾大学.


Abstract:
ユーザはミスや心変わりから頻繁にデータを再入力するため,ユーザビリティの向上はe-commerce サイト等にお けるリピーターの獲得に重要である.そして,再入力の効率化には,画面上の入力値を遷移に渡り保存する入力保存機能が役立 つ.しかし,入力保存機能の変更は画面遷移ひいては業務ロジックに波及して重大な手戻りに繋がるため,上流工程における分 析・設計支援が必要である.そこで,本研究では上流工程にて入力保存機能をモデリングし,その導入効果を見積もる方法を提 案する.この見積もりは,入力保存機能の特性を追加したUML ベースの画面遷移のモデルを,ユーザの具体的な操作内容を表 すシナリオに沿ってなぞり,ユーザの入力する項目数や値の量を算出することで実現する.提案方法をある商用サイトに適用し た結果,入力保存機能の導入方法の工夫により,ある使い方にてユーザの再入力の負担を半分に軽減できる見込みを得た.
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