Title:
分析履歴を用いたソフトウェア品質要求のスペクトル分析法
Author(s):
海谷 治彦, 鈴木 駿一, 小川 享, 谷川 正明, 梅村 真弘, 海尻 賢二.
Source:
情報処理学会論文誌, Vol. 53, No. 2, pp. 510-522, Feb. 2012. 掲載料 227325円.
Abstract:
品質要求の記述量に基づき品質要求の重要度を測定する手法として,
ソフトウェア品質要求のためのスペクトル分析法が既に提案されている.
しかし,この手法での測定結果が重要度を示すか否かの十分な考察が
従来研究では行われていなかった.
また,この手法を実施するには分析者の主観的な判断や経験が必要
であるという問題点もある.
本稿では,
既存研究のこれら二つの問題点を解決した結果を示す.
まず,
品質要求の記述量に基づき,
その重要度を測定することが妥当か否かを検討した結果を示す.
検討の結果,補正を加えることで,
品質要求の記述量に基づき,
その重要度を測定することは妥当であるという結論に至った.
次に,
ソフトウェア品質要求のためのスペクトル分析を自動的に実施するための
改善手法とツールを提案し,評価した結果を示す.
提案手法では過去の分析実績の記録を利用することで,
品質要求の定義量の測定を自動化する.
これによって,スペクトル分析を行う際の分析者の判断を軽減もしくは除去する
ことが可能となる.
分析実績が増加することで,
提案手法による機械的な分析結果がより正確になることを
実験を通して評価し確認した結果も示す.
BibTeX Entry:
@Article(,
Title="{分析履歴を用いたソフトウェア品質要求のスペクトル分析法}",
Author="海谷 治彦 and 鈴木 駿一 and 小川 享 and 谷川 正明 and 梅村 真弘 and 海尻 賢二",
Journal="情報処理学会論文誌",
Year="2012",
Volume="53",
Number="2",
Pages="510-522",
Month="Feb.",
xNote="IPSJ-JNL5302007.pdf"
)
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