paper index | HOME

Title: 要求変更によるソースコードへのインパクトを分析するシステムの開発と評価
Author(s): 海谷 治彦, 長田 晃, 原 賢一郎, 海尻 賢二.
Source: 電子情報通信学会論文誌, Vol. J93-D, No. 10, pp. 1822-1835, Oct 2010.

Abstract:
要求変更によって，既存のソフトウェアを改造し，新しいソフトウ ェアを開発する場合，設計書等を介して，変更しなければならない ソースコード群へのインパクトを特定する必要がある． しかし，組み込みソフトウェア開発等のソフトウェアが中心でない 製品開発の場合，要求変更の提示が非形式であったり，設計書やソ ースコードが度重なる改造を経て，管理し難い構造となっていたり する． また，設計書やソースコード間に明示的なトレーサビリティリンク が整備されていることもほとんど無い． 本論文では，上記のような既存ソフトウェアのインパクト分析を， 技術者がレビュー作業を通して行う際，その作業の支援となる方法 と支援システムを構築し評価した結果を示す． 本手法は，要求レベルの概念を表す語と実装レベルの概念を表す語 が実際に混在している設計書を仲介として，要求変更とソースコー ドのトレーサビリティをキーワードによる情報検索技術を用いて半 自動的に確立する技術を利用している． 支援システムを実際の組み込みソフトウェアの成果物に適用するこ とで，レビュー対象のソースコードをある程度正確に絞り込むこと ができることを確認した．
BibTeX Entry: 
@Article(,
    Title="{要求変更によるソースコードへのインパクトを分析するシステムの開発と評価}",
    Author="海谷 治彦 and 長田 晃 and 原 賢一郎 and 海尻 賢二",
    Journal="電子情報通信学会論文誌",
    Year="2010",
    Volume="J93-D",
    Number="10",
    Pages="1822-1835",
    Month="Oct"
)
Related Paper(s):