Title:
ソフトウェア成果物のためのスペクトル分析
Author(s):
海谷 治彦
Source:
ソフトウェアエンジニアリング最前線2009, pp. 51-52, 東京女子大学,
9 Sep. 2009. 情報処理学会 ソフトウェア工学研究会, 近代科学社.
ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2009
(SES2009).
(招待論文)
Abstract:
含有成分とその量を分析する手法であるスペクトル分析は,音や光線等の波形の分析に広く用いら
れる.この考え方をソフトウェア成果物にも適用し,例えば仕様書に含まれる品質特性という含有成
分を,重要度という量の観点から分析する手法を提案した.この分析法に基づきソフトウェア開発を
以下の二視点から支援を目指す.(1) これから開発するソフトウェアのスペクトルと,類似既存シス
テムの典型的なスペクトルとの比較を通して,品質特性の不十分な定義や開発するソフトウェアの他
に無い特徴が明示されているかを定量的に確認する.(2) 要求仕様書,設計書,ソースコード等,異
なる抽象度のソフトウェア成果物間で,品質特性が継承されているか否かを確認する.
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