デザイプロジェクトBパート3 演習S6 (Final) もどる
内容が違うだけでやることは前回と同じです. ただし,ツールの利用/不利用がスワップするように設定してます.

問題

ある学習者が自分のPC(クライアント)で 遠隔学習(e-learning)を行うための簡単なアプリケーションを構築したい. このアプリに対する要求は以下の通りである.
  1. 学習者は自分の解答案を ans.txt に読み書きできること.
  2. ans.txt は先生のマシン(kaiya)に送付できること.
  3. 添削された解答を先生のマシンから受け取り ans.txtに書き戻せること.
  4. 他の学習者からのアドバイスを対話サーバー(www)から取得し, その内容を advice.txt に保存できること. (注)
  5. もらったアドバイスを読めること.
  6. 他の学習者へのアドバイスを対話サーバー(www)を通して送ることができること.
以下に示すモバイルコードを利用し上記のアプリケーションを 構築することを鑑みて以下の記述を テンプレート( [XML], [TXT]) をもとに作成せよ.
  1. このアプリケーションのためのポリシーファイル
  2. 以下のモバイルコードを利用した場合,発生しうる脅威のリスト.
  3. 上記の要求が充足されるか,断念せざるを得ないかの判定.
  4. 思いついた脅威が回避可能か黙認せざるを得ないかの判定.
尚,解答の書き方については下記の注意等を参照.

モバイルコードの詳細 (下記以外の隠しパーミッションは無いものとします)

コード名 コードの配信場所 (配置) パーミッション
CoLearner.class 他の学習者の代理となるクラス http://colearner.jp/ FilePermission "advice.txt", "write"
(ファイル advice.txtに書き込み可能)
SocketPermission "www.cs.shinshu-u.ac.jp", "accept"
(交流マシンwwwからの接続を許可)
Learner.class 学習者自身の作業補助 http://learner.jp/ FilePermission "ans.txt", "write"
(答えが書ける)
FilePermission "ans.txt", "read"
(答えおよび添削結果が読める)
SocketPermission "kaiya.cs.shinshu-u.ac.jp", "connect"
(先生マシンkaiyaに通信接続可能)
FilePermission "advice.txt", "read"
(アドバイスが読める)
SocketPermission "www.cs.shinshu-u.ac.jp", "connect"
(交流マシンwwwに通信接続可能)
Teacher.class 先生の機能を代行 http://teacher.jp/ FilePermission "ans.txt", "write"
(答え(+添削)を書き可能)
SocketPermission "kaiya.cs.shinshu-u.ac.jp", "accept"
(先生マシンkaiyaからの接続を許可)

尚,通信に関する パーミッションについては ココ[TXT]ココ[HTML]を復習のこと.

注意

  1. 今回の問題で扱っている(モバイルコード)アプリケーションは (残念ながら)実在しません. よって,動作は上記の説明に従い「想像」していただくしかありません.
  2. ツールを起動する人はツールを使って分析(ポリシー決定, 脅威の識別)をやってください. ツールが起動しない人(正確にはできない人・・・か, こんな画面がでます[JPG])は, テキストファイルを使ってやってください. それぞれのケースの解答を作成するためのテンプレートを下記に示しますので, テンプレートを修正する形で演習を進めてください.
  3. 要求項目は基本的に上記に列挙してある5項目から増やしたり減らしたり しないでください.
  4. ツール無しでやる人の記述内容は テンプレート にあるように大体以下の通りです.
    1. ポリシーファイルの内容: コードが実在しないので文法は厳密でなくて結構です, 要はどのコードのどんなパーミッションの実行を許可するかを明確にしてください.
    2. 要求リストとそれぞれの妥協点: 上記にある要求リストを転記し, それぞれの項目に対して,
      充足(ツールの白に相当),断念(ツールの黄色に相当)
      のどちらになるかを付記してください.
    3. 脅威リストとそれぞれの妥協点: 脅威リスト自体は各自,探して見てください. 探したものをリストアップした上で,それぞれの項目について,
      回避(ツールの白に相当),黙認(ツールの黄色に相当)
      のどちらになるかを付記してください.
    前回の演習の解答例 [HTML]ココ [TXT] に記述例(演習S3,4の問題) をおくので参考にしてください.
  5. ツールを利用する方は, 前々回 [HTML] 同様,ツールで作業して,ツールの保存結果(注意: ポリシーファイルだけ じゃなくて全体です)を提出してください.

提出法

ココ[HTML] (演習S2以前とは異なります)を参照し以下のように作業結果を提出のこと.

提出確認

[HTML] (手動更新です.学内限定アクセスです)

解答例と解説

[HTML]

もどる | kaiya $Id: index.html,v 1.1 2006-01-25 09:21:04+09 kaiya Exp kaiya $