川本達也研究室

(湘南ひらつかキャンパス 2号館 228, 206号室 内線2712, 2565)

研究室の構成

教授

川本達也
卒業研究生 :5名

研究概要  

当研究室では、主に2つの化合物群(ベンゾチアゾリン類より導かれるシッフ塩基金属錯体及び硫黄を配位原子として含むアミド金属錯体)を研究対象に物性及び反応性に関して興味深い特徴を示す物質の開発を研究目的としています。化石燃料に代わる地球環境に優しい新たなエネルギーシステムの構築を目標に、酸化還元活性な金属錯体の創製、およびその特異な電子状態がもたらす伝導性や触媒能などの物性について研究を進めています。

 

具体的な研究テーマ

 

1.ノンイノセントな銅錯体とノンイノセントな配位子を有するニッケル錯体の相乗効果
−超分子伝導体の構築を目指して

2.ベンゾチアゾリン類から導かれたニッケル錯体の特性−C-X結合の活性化反応

3.発光性亜鉛(II)、カドミウム(II)錯体の合成−新しい発光性化合物の開発

4.ジスルフィド類とニッケル(0)、パラジウム(0)錯体の反応−触媒反応における中心金属の働きに関連して

5.含硫アミド金属錯体の合成−新規化合物群の開発

6.アミド基を含むジスルフィド類より導かれる金属錯体−新規化合物群の開発